のっくとうちの母親と三人で
桐朋の同期である大多葉子の芝居を観にいきました。
大多は今「劇団東京乾電池」で頑張っています。
そう、あの柄本明さんやベンガルさん、綾田俊樹さんの
東京乾電池です。
桐朋時代はよく大多とつるんでました。
顔が面長なことから、「米」とよんだりしてました。
私は本科二年で卒業しましたが、
米は専攻科に進み、その後も桐朋で芝居をしてました。
だんだん連絡も疎遠になって
メールをしても返してくれなくなったりしてました。
しかし、のっくとのむらんぷをはじめて
誰と芝居がしたいかという話になると
いつも大多の名前があがりました。
それだけのっくと私にとって大多葉子は気になる存在なのです。
そんな大多が柄本さんと共演すると聞いては
観にいかないわけにはいきません。
ありきたりな感想で情けないですが…
柄本さんはスゴイ…
何がすごいって、存在の仕方が圧倒的なんです。
つまらない役者が半透明に見えるとしたら
柄本さんはインクが染み出るほどの濃さで
そこに存在していたのです。
そしてその相手役の大多。
最初は炊く前の米のように硬かった大多ですが、
後半に進むにつれ柄本さんに引っ張られるように
みるみるご飯が炊けていく~
なかなか目がはなせない芝居でした。
大多葉子(米)。
のっくと二人でくどき落として
いつかのむらんぷに引きずりこみたい女優です。
のむらんぷ主宰
のむらんぷ主宰